西の帝国の軍勢が迫り王国が滅亡の危機に瀕したその夜、王の枕元に悪魔が立ち囁く。 ――いかなる災いをも阻む絶対の守護を。 誘言に惑わされる愚王ではない。王は問うた。 ――代償は。 ――貴殿の娘を貰い受ける、哀れな姫が十五になったその晩に。 王は決意した…
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